タックスリターン詐欺?!(旦那ブログ)カナダ生活・ウィニペグ

 

2月12日の事

 

仕事終わりの16時過ぎ。

知らない番号から電話がかかってきました。

 

❝1-204-983-2183❞

 

電話を取ると、流暢な英語を話すお姉さんが相手でした。とても早口で何を言っているのか分からないことも多かったのですが、途中聞き取れる文言がありました。

 

❝タックスリターン❞

❝SINナンバーと生年月日と住所を言ってくれる?❞

 

僕はピンときました。これは詐欺だ、と。

 

 

僕『あなたに今、SINナンバーを教えるんですか?』

お姉さん『はい、そうですSINナンバーです。』

僕『・・・・・・あなた、Scam(詐欺)ですよね?』

お姉さん『いえ、違いますよ。私はタックスリターンの関係であな』

僕『SINナンバーは教えられません、Scamなんで。』

お姉さん『OK、OK。ありがとね、ばーい』

 

 

ということがありました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

おはよう!こんにちは♪こんばんは✧

どうも旦那です。

 

 

2月はカナダのタックスリターン(確定申告)の時期ですね!

それに乗じてカナダ政府を装った詐欺が増えてきます。twitterを開くとたくさんの注意喚起の投稿がされています。その中でも特に多いのが【電話による詐欺】です。

政府関係者を装い、『あなたの納税が足りていないので追納してください、でなければ永住権剥奪&訴訟&罰金です。』などと嘘をつき、相手の個人情報やお金を盗む手口なのだそうです。怖いですよね。

 

でも、政府関係者か否かを判断する方法があるのです。それは【SINナンバーを電話で聞いてくるかどうか】という点です。(SINナンバー・・・個人に割り振られた他言無用の番号。日本でいうマイナンバーです。)

 

カナダ政府(CRA)はSINナンバーを電話で聞かない。

僕はそれを覚えていたので上記の様に撃退することができたのです。

 

念のためネットでこの電話番号を調べてみると、他の人も連絡が来ていたらしく皆一様に

『この番号はScamだ!』

と書き込みしていました。⇒ 電話番号の検索結果リンクはこちら

 

 

僕は撃退しました。

撃退したつもりでした。

 

数日後、うちのポストに封筒が届いていました。

 

 

 

開けてみると  (内容はあとで説明するのでチラッとみたら読み進めてOKです。)

 

よく見てみると、先日来た電話と同じ電話番号が。

 

 

『詐欺も本気出してきたなー!』と感心しつつ

それを見抜いた自分に酔ってたのですが、

 

 

 

ページをめくると返信用の宛名シールも付いていました。

 

 

『さ、詐欺もここまでくるとやるじゃん?』

 

 

・・・

・・・・・

・・・・・・・・詐欺がここまでやるだろうか?

 

一気に確信が揺らぎました。

 

そこでまず、内容を確認しました。

 

内容の要約2018年のタックスリターンの総収入の確認をしたいので資料が欲しい。ついては当時の資料をFAXか郵送で送って欲しい。その時にSINナンバーを記入して欲しい。

 

 

最初は『うーん、やっぱりSINナンバー狙いか?』と思いましたが、紙の右上に僕のSINナンバーが記載されていました。下四桁のみでしたが僕のナンバーそのまま。(いや知っとるんかーい!とつっこみました。)

 

次に返信用宛名シールの住所を調べると、なんとCRA(カナダ政府)の本当の住所でした。

 

《これは本物なのか・・・?》

 

その後、友人に相談したりしましたが誰もこの手紙を貰ったことがなく分かりませんでした

 

 

以下に、気になるところを並べてみました。

【本物のCRAっぽいところ】

・住所が本物 ・僕のSINナンバーが知られている ・封筒が本物っぽい ・わざわざ返信用シールを作って送る

 

【詐欺っぽいところ】

・電話番号を調べると詐欺という投稿が多い ・送り主の住所が見つからない ・ホッチキス留め ・返信用シールに手書きしている ・印字が薄い ・紙がぺらぺらで薄い

 

皆さんはどちらが正解だと思いますか?

 

 

 

 

僕たちは答えを求めてサービスカナダ(SINナンバーを発行している所)へ行きました。

そこでベテラン風のおばちゃんに聞いた結果、

 

❝今まで見たこともない手紙だわ。わからない❞

と言われ終わりました。笑

 

 

困った僕たちは友人に相談した所、彼が政府に直接電話を掛けてくれました。

そして一つの結論を出してくれました。

 

『政府ではそのような手紙を出しているみたいだよ。』と。

 

どうやらこれは本物の政府からの手紙だった様です。ということは、最初の電話も本物の政府から。お姉さん、ごめんなさい。(´;ω;`)ウッ…

 

政府も電話でSINナンバーを確認するんですね。確かにCRAのサイトをみると❝カナダ政府はSINナンバーを聞きません❞とは書いていませんでした。⇒ CRAサイト(CRAと詐欺の違い)

 

かくして本物と判明したこの手紙。調べてみると政府が事業者&雇用者の納税などの定期チェックのために送るものなのだそうです。⇒ CRA(tax reviewについて)

 

それなら2018年度のT4を用意しなければと、CRAのマイアカウントを登録したところなんとそのアカウントに手紙と同じ内容のメールが届いていたではありませんか。⇒ CRA(My Account)

 

ここに登録して、届いたメールを確認すれば一発だったんですね。勉強になりました。

 

 

今回の経験から詐欺対策方法が見えてきました。(重要)

①電話が来たら、とりあえず『手紙を送ってください』と返事をする。

②CRAのマイアカウントページのEメールを確認する。

 

これで悩まずとも真偽が確認できますね。

 

それにしてもこのCRAのマイアカウント、自分の税金関係の情報が色々確認できていいですね。移民したばかりの人でまだ登録を済ませていない方はやっておくといいと思います。

 

長くなりましたが、この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。

それではまた(^^)✧

Life is short be happy

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。